Windows95の欠陥

マイクロソフト、といえばもうほとんどの人が知っているであろう.Windows95を発売し、一般のパソコンユーザー用OSとしては事実上の独占といってもいい状態である.しかし、これは決して「OSとして優れている」からではなく、「マーケティングやコマースがうまかった」からである.実際、使ってみると非常に作りの荒さが目立つのである.
 ここでは、欠点と思われる部分や自分が実際受けた被害をあげようと思う.
中途半端な32bit処理
昔のアプリケーションとの互換性を出すためであるが、結局これがアプリケーションの完全32bit化の促進を妨げたんじゃ・・・.互換性といっても、dllの16bit版と32bit版を用意してるだけだし・・・.方向性が曖昧だなあ.
レジストリ
アプリやシステムの設定ファイルだが、目的の設定値を見つけるのに一苦労.しかもちゃんとアンインストールした場合でも、レジストリにゴミ残していることあるし・・・.気づいたら大きくなってるし・・・
マルチユーザ対応?
人それぞれの設定ができる・・・割には全員に反映してしまう設定もあるし・・・
マイコンピュータ
UNIXで言うところの「root」のつもりだったんだろうな.でも、根本的に違うって.
マルチタスク?
マルチタスクといっても「2つ以上のアプリを同時に立ち上げることができる」程度のことらしい.UNIXなら完全にバックグラウンドで処理してくれるのに・・・
OSごとハング?
アプリケーションが飛んだらもう再起動しか・・・.それもほかのアプリケーション巻き込んで・・・.WindowsNTなら決してそんなことはないのに.
HDDごとハング?
WindowsがHDDのアクセスランプ点灯したままフリーズ...で、リセット押したらなぜか「No System」?.フロッピーで立ち上げてHDDにアクセスしようとすると「セクタが見つかりません」(怒).ああ・・データが・・・(98での現象、2例あり)しかしセクタごと飛ばすOSなんてあるか?
ワトソン博士がハング
ワトソン博士は、アプリケーションがハングしたときに立ち上がり、状況等を書き残しておけるようにするユーティリティ.でも、ワトソン博士がバグると?ワトソンがバグってワトソンが立ち上がり、またそのワトソンがバグり、またワトソンが立ち上がってまた・・・.たのむよおい.
Plug and Play
まあこれは非常に有用で便利なんだが・・・Plug and Play じゃない機器のIRQ乗っ取るかふつ〜.
不得意な機器1
Windows95はフロッピーが不得意である.実際DOSよりFDフォーマットの時間長くかかるし・・・.その間何にもできないし・・・.
不得意な機器2
なぜかマウス(笑).まあこれは不得意と言い切れないかもしれないが・・・妙にCPUパワーを使う.何でだろ?
そして・・・
フロッピー書き込み中に激しくマウスを動かすと・・・.やっぱりとんだぁ〜.
とまあ、個人的にあげてもこんなにあるわけだが、もっとほかの問題もあるだろう.実際、OSの安定性はWindows NTには足元にも及ばないし、セキュリティ等の安全性としてはUNIXの方が遙かに優れている.いずれWindows はWindows NTに統合されるという話であるが、とにかくまずWindows98でどこまでOSとして完成されているか・・・非常に興味深い.

みなさんも・・・なんか不具合起こりましたか?
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